40代になって背中が張る・重いと感じるのはなぜ?毎日の原因とセルフケア
「夕方になると、背中がパンパンに張っている」
「肩だけではなく、背中全体が重い」
「横になって休んでも、なんとなく背中がすっきりしない」
40代になってから、こんなふうに背中の張りや重さが気になるようになった方はいませんか?
肩こりほど「つらい場所」として意識していなくても、ふとしたときに背中を伸ばしたくなったり、誰かに背中を押してほしいと感じたり。
背中は、自分では見えにくい場所です。
そのため、負担が重なっていても気づきにくく、「いつの間にかつらくなっていた」ということもあります。
今回は、背中が張る・重いと感じるときに振り返ってみたい毎日の過ごし方と、自宅で無理なくできるセルフケアについてお話しします。
背中は、思っている以上に毎日働いています
背中には、姿勢を保ったり、腕や肩を動かしたりするときに関わるさまざまな筋肉があります。
- パソコンを使う。
- スマートフォンを見る。
- 料理をする。
- 洗濯物をたたむ。
- 車を運転する。
こうした何気ない動作でも、身体を前に傾けたり、腕を身体の前で使ったりする時間が長くなります。
特に同じ姿勢が続くと、背中まわりの筋肉も動く機会が少なくなり、張りや重さを感じることがあります。
「特別なことはしていないのに、どうしてこんなに背中が重いんだろう」
そんなときは、一日の中で同じ姿勢を続けている時間が長くなっていないか、振り返ってみるのもひとつです。
首や肩だけでなく、背中までつらくなることも
首・肩と背中は、別々に使われているわけではありません。
例えばスマートフォンを見るとき。
頭が前に出て、肩が内側に入り、その姿勢を背中側の筋肉が支え続けていることがあります。
デスクワークでも同じです。
「肩がこっていると思っていたけれど、よく考えたら背中まで重い」
という方も珍しくありません。
首や肩ばかり気にしていた方は、ときどき背中まで含めて身体全体の姿勢を見てみると、新しい気づきがあるかもしれません。
「姿勢を良くしよう」と頑張りすぎていませんか?
背中がつらいと、
「姿勢が悪いから、背筋を伸ばさなきゃ」
と思うこともありますよね。
もちろん姿勢を意識することは大切ですが、一日中「良い姿勢」を保とうと力を入れ続ける必要はありません。
胸を張りすぎたり、腰を反らせたりして頑張って姿勢をつくると、それが別の負担になる場合もあります。
大切なのは、ひとつの姿勢を長時間続けないこと。
「正しい姿勢をずっと続ける」より、
座る。
立つ。
少し歩く。
腕を動かす。
そんなふうに、こまめに姿勢を変えてみてください。
忙しい日は、呼吸まで小さくなっていることがあります
仕事や家事に集中しているとき。
気づいたら肩に力が入っていた、という経験はありませんか?
そんなときは、呼吸もいつもより小さくなっていることがあります。
呼吸するときには胸だけではなく、肋骨まわりや背中側も動いています。
一度、椅子の背もたれから少し身体を離して、ゆっくり息を吐いてみてください。
「深く吸わなくちゃ」と頑張る必要はありません。
まずは、ふーっと長めに吐く。
それだけでも、自分がどれくらい身体に力を入れていたのか気づくきっかけになります。
今日からできる、背中のためのセルフケア
背中が重いからといって、強く揉んだり、大きく伸ばしたりする必要はありません。
まずは日常の中で、身体を小さく動かすことから始めてみましょう。
肩をゆっくり回す
肩をすくめるように上げて、後ろへゆっくり回します。
大きく動かそうとせず、気持ちよく動かせる範囲で十分です。
両腕を前に伸ばして、背中をゆるめる
両手を前に伸ばしながら、背中を少し丸めます。
肩甲骨の間がゆっくり広がっていく感覚を意識してみてください。
痛みが出るところまで伸ばす必要はありません。
同じ姿勢を続けない
仕事やスマートフォンに集中していると、時間は思っている以上に早く過ぎます。
区切りのよいところで立ち上がったり、数歩歩いたりするだけでも構いません。
「運動しなければ」と考えるより、まずは同じ姿勢を長く続けないことから始めてみましょう。
温かいお風呂で身体を休ませる
一日の終わりには、入浴で身体を温めながら、何もしない時間をつくるのもひとつです。
入浴が身体に合わない場合や、医師から入浴について指示を受けている場合は、その指示を優先してください。
背中の痛みは、すべて「こり」とは限りません
背中が張る、重いという感覚は、日々の姿勢や身体の使い方と関係していることがあります。
一方で、背中の痛みの原因が筋肉や姿勢だけとは限りません。
例えば、
- 突然、強い背中の痛みが出た
- 胸の痛みや圧迫感、息苦しさを伴う
- 冷や汗、吐き気、強いめまいなどを伴う
- 転倒や事故などのあとから強く痛む
- 発熱など、ほかの症状を伴っている
- しびれや力の入りにくさなどがある
- 痛みが続いている、または徐々に強くなっている
このような場合は、セルフケアだけで様子を見続けず、医療機関へ相談してください。
また、「いつもの背中の張りとは何か違う」と感じるときも、無理をしないことが大切です。
「背中がつらい」と気づいたら、少し身体を振り返ってみる
背中は自分から見えない分、つい後回しになりやすい場所です。
でも、
今日はずっと座っていたな。
スマートフォンを長く見ていたな。
肩に力が入っていたかもしれない。
そんな小さな気づきが、自分の身体をいたわるきっかけになります。
全部を変えなくても大丈夫です。
まずは今日、
「同じ姿勢を続けない」
「一度、肩を回してみる」
「ゆっくり息を吐いてみる」
この中から、ひとつだけ試してみてください。
まとめ
40代になって感じる背中の張りや重さには、長時間の同じ姿勢や、パソコン・スマートフォン、家事など、毎日の小さな負担が重なっていることがあります。
「姿勢を良くしなければ」と頑張りすぎるより、こまめに身体を動かし、同じ姿勢を長く続けないことから始めてみましょう。
そして、背中の痛みの中には医療機関への相談を優先したいものもあります。
いつもの張りなのか。
いつもとは違う痛みなのか。
自分の身体の変化に気づくことも、大切なセルフケアのひとつです。
背中・腰の重さが気になっている方へ
和らぎ庵かのんでは、背中だけを部分的にとらえるのではなく、その日の身体の状態を伺いながら全身をゆっくりケアしていきます。
「背中がずっと重い」
「首や肩まで一緒につらい」
「休んでも身体の力が抜けない」
そんな方へ向けたページもご用意しています。


